井上理恵の演劇時評

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zoom RSS 宝塚 月組龍真咲サヨナラ公演「NOBUNAGA 〈信長〉 ―下天の夢−」(大野拓史作・演出)

<<   作成日時 : 2016/07/04 23:58   >>

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龍真咲の「NOBUNAGA〜〜」を観た(2016年7月2日宝塚大劇場)

  龍真咲の退団公演は、まさに龍が舞台で生きていた。
   ゴーイングマイウエイ〈信長〉、バテレン風舞台が冴えていた。


 信長が天下を自由奔放に狙い、妻帰蝶(愛希れいか)・足利将軍(沙央くらま)との関係に始まり、
彼を取り巻くイエズス会宣教師たち(千波華蘭が面白い味をだしていた)と名前のない男(珠城りょう)、
家来の羽柴秀吉(美弥るりか)と妻寧々〈早乙女わかば)、足利将軍から信長に鞍替えした明智光秀(凪七瑠海)、
信長の妹お市(海乃美月)と浅井長政(宇月はやて)、その他の群雄割拠の殿さまたち・・・・森蘭丸(朝美絢)

 などなど、信長に関係する歴史的人物はそれなりに登場する。

が、NHKの大河ドラマとは異なり、ロック味が強くて面白く現代的で、全く別の固有の世界が、
それも龍真咲の世界が展開していた。

我儘坊ちゃんが大きくなったような信長は、内心では苦しんでいたようであるが、
側近たちは信長から離れていき、光秀も秀吉も、次は自分と信長を狙う!

 信長は光秀に襲われたが、死体が出てこなかった。それで様々な憶測が生まれた。

今回は、イエズス会と共に現れた名前のない男が、信長の未来への道をつくる。
つまり海洋へ、大海原へでていくのである。

 龍真咲の未来へのエールを送って、幕となる。

此のエンディングはなかなか興味深い。如何にも龍らしく幕が閉じるのだ。

 ショーは、最後のおもいをこめたものとなった。
真っ白の衣裳を着た月組生全員が登場する場面は、なかなか印象的であった。

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