井上理恵の演劇時評

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zoom RSS 宝塚雪組 早霧せいな・咲妃みゆ・彩凪翔・月城かなと「ローマの休日」(田淵大輔脚本・演出)

<<   作成日時 : 2016/07/14 14:10   >>

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早霧せいな・咲妃みゆ・彩凪翔の「ローマの休日」を観る(2016年7月4日)

 「ローマの休日」は、アメリカで1953年に、日本で1954年に封切られた映画である。

 アン王女のオードリー・ヘップバーン、新聞記者のグレゴリー・ペック、カメラマンのエディ・アルバート、三者の絶妙な関係と三人が知らん振りをしてローマで一日を過ごす様子に、観客は酔いしれた・・・・!

  「カサブランカ」「風と共に去りぬ」「ウエストサイド物語」に次ぐ人気映画であるらしい。

     誰もがどこかで一度はみている。

 宝塚では、上記三作は既に舞台に上げて、絶賛を博している。

 「ローマの休日」は、四匹目の〜〜〜・・??をねらった・・・?

 予想どおり品のあるいい舞台を作った!!  観客は大喜びだ。
 
台本を書いた田淵は原作の筋を追いながら、早霧と雪組にあった舞台を生み出し成功する。

軽妙・洒脱で野心満々の美男青年ジョー(早霧せいな)、アン王女(咲妃みゆ)、カメラマンアービング(彩凪翔),
この三人は、宝塚独特の「ローマの休日」の雰囲気を生み出していてとてもいい!!

そして王女様には、梨花ますみと奏乃はると・朝風れい・真那春人らが、王室の雰囲気を創り、

ジョーには、大家の千風カレンや新聞社デスクの鳳翔大が役割を見事に果たし、

沙月愛奈・桃花ひな・透真かずき、らが新聞社やスクープの状況創りで盛り上げる。

アーヴィングの恋人星乃あんりがキーになるオートバイや新聞の提供者として役割を担い、

美容師マリオ(月城かなと)は、色濃いイタリア男で登場して笑いを誘う
  (〜〜この役は、月城の違った味を見せて良かった。役替りで梅田では彩凪と変わる)

    ・・・・・等々個性的な状況を皆がそれぞれが生み出して、
 またも雪組は楽しく、ちょっぴり苦く哀しい舞台を作りあげてしまった・・・・・!

早霧率いる雪組は、ビジュアルだけでなく演技も舞台づくりも全く足踏みし留まるところをしらない。

       ・・・凄いことである。


 ここに登場する王女は、つかの間の自由を味わってまた不自由なしきたりの世界へもどるが、
彼女を取り巻く人たちは、これからはもっと自由に・・・・・と話し合って終わるのだが・・・・

 わたくしたちの国にも身の処置方も自由にならない存在、彼方に居て・・・・

 ・・・・古い男性たちにがんじがらめにされている。
  彼らは自分たちは自由にしていて、他者に不自由を強いている!

   今どき、男だけで、家が続くわけはないのに・・・・年を取ったらそれなりに休めばいい・・・・

・・・・・そんな人たちが平和憲法も変えようとしているのだから・・・・
   
   旧すぎるのである、今は21世紀だ

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