井上理恵の演劇時評

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zoom RSS 宝塚月組珠城りょう・愛希れいか「All For One」(小池修一郎作・演出)

<<   作成日時 : 2017/08/08 12:12   >>

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月組「ALL For One 〜 ダルタニアンと太陽王」を見た(2017年8月7日 宝塚大劇場)

 月組に新しく雪組からやって来た月城かなとを交えたフランス流ドタバタ時代劇が楽しい!!
夏休みに小学生や中学生たちが観に来る舞台として絶好だろう・・・・
  (時々品のないような場面もあるが???)

 東京の花組の舞台と異なり、
こちらはトランプの裏面の柄のような目障りな壁や大きな階段、美しい紗幕など・・・
装置も変幻自在で活歴ドタバタ喜劇ロマンを引き立たせる。

 話はいたって単純明快。シェイクスピアにもある双子の兄妹の別れと出会いの話。

そこに、枢機卿マゼラン一族の政治的陰謀や王を守る騎士団、役者集団が絡む。

 現在時間は男を装っているルイの嫁取(スペイン王朝の姫・・・海乃水月)からはじまり大騒ぎ・・・・。

勿論過去の種明かしは、徐々に〜〜〜あきらかになる〜〜〜のだが・・・・

フランスルイ13世の王朝に男女の双子が生れてしまったために一人を捨て、一人を生かした。

 女の子(後のルイ14世…・愛希れいか)を捨てる予定が、間違って男の子(後の役者ジョルジュ・・・風間柚乃)を捨ててしまった・・・・・・・王室内で大騒ぎが始まる。

 イタリアから来たマゼラン一族(一樹千尋・月城かなと・紫門ゆりや)の〈悪〉が、とてつもなく素敵だ!!
それに対する騎士団(珠城りょう・宇月颯・美弥るりか・暁千星)は、凛々しい正義の味方でかっこいい。

 宇月が渋くて、美弥は美しく、暁はかわいく、そして珠城は凛々しい・・・・

 この違いを十二分に楽しんでみるといいだろう・・・・

珠城と愛希のダンス、珠城と沙央のダンス、珠城と娘役たちのダンス・・・・色とりどりで楽しめる。


 男役ばかりの燕尾まがいの海老茶(?)の衣装は少々いただけないが・・・・・ダンスは素敵だ。



 珠城がすっかり凛々しいワイルドな男役スターになったこと、
全く色合いの異なる理知的で凛々しい月城がきたこと

二人で、これから新しい娘たちと組んだ舞台の出現するのが楽しめそうだ・・・・期待している。


 

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