井上理恵の演劇時評

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zoom RSS 宝塚月組 珠城りょう主演「カンパニー」(石田昌也脚本演出)、「BADDY」(上田久美子作演出)

<<   作成日時 : 2018/03/11 23:26   >>

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「カンパニー」と「BADDY」を観る(2018年3月8日宝塚大劇場)

 書くのをやめようかと思っていたが、愛読者からどう思うかと尋ねられて・・・・・!

「カンパニー」には、驚いた。
スターたちは皆、いつものように頑張って楽しく演じていたのだが、舞台がひどすぎた。

石田昌也は、一体どうしたのだろうかと、ビックリした。

舞台のテンポが単調で弛緩しているし、話があまりにも日常的過ぎてお粗末。
つまらないセリフ、場面が多すぎた。(原作があるようだが、未見)


 バレーダンサーたちのバックステージものかと思えば、そうでは無くて、どこかから取ってきたようなふた昔も前のような話で、セリフも芸がなく、もちろん詩もなく、人情噺みたいで陳腐。

ここは、自宅? リビングか茶の間でテレビをみているのか・・・・? と思うが如き悲惨さだった・・・・・

せめて東京へ来るときには、もう少しテンポを速めて、つまらぬところは刈り取って強弱をつけてほしい・・・・・
月組ファンにもスターたちにも気の毒だ。

 原作物を上演するのが、近年の経営者の安全パイ方針であるのかどうかわからないが、
それにしてももう少しいい作品を選んで欲しい。ひどすぎる。

これなら19世紀のロシア・フランス・イギリス・ドイツの小説を焼き直してやったほうがまだいい。


さて初めての上田久美子のショー「BADDY−悪党は月からやって来る」

 役名のあるショー、芝居仕立てで筋のあるショー、という触れ込みであったからどのようなものになるかと期待していた。

 これまでにない方法で、面白かった。

芝居が詰まらなくて、眠り姫状態に直ぐに落ち込んだからか・・・・

それを吹き飛ばすような意表をついた登場・派手な衣装・テンポのいいダンスや歌で、やっとホッとした気分になった。


 宝塚は、スターについた固定ファンがいるし、どんなにひどくても客は入る。だから閑古鳥が鳴くことはない。

しかも有能なスタッフがいるから、スターを光らせることも簡単に出来る。
でも今回の芝居は、どうもそれがうまくいかなかったようだ。
スターも熱心にやっているのだが、光らない。残念なことだった・・・・

次回作に期待したい〜〜〜

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