毎日新聞専門編集委員 青野由利さんに日本記者クラブ賞が贈られました(2020年6月23日7面)

青野由利専門編集委員の「土記 do-ki」(毎土曜日2面掲載)を愛読している。

このブログにも何度か記事について載せたことがあると思う。

わたくしの専門外の情報や知識が、さりげなく記述される連載は実に役に立ち、しかも面白い。そして文章が抜群!
(申し訳ないが、文章のおかしな科学者はとても多い・・・・)

皆様も是非、読むといい・・・デジタル版で読める。

6月23日付の賞関連記事で知ったが、、200回続いたそうだ。 毎週、書くということの困難さは推測に余りある。

「毎回、かなりの綱渡り。出稿日前日になってもテーマが定まらず、ピンチということも数知れず。
それでも、なんとか「休載」せずにすんできたのは、さまざまな科学や医学のテーマを、長年、しつこく、書いてきたおかげに違いない。」

1984年に科学部に配属されたそうだ。

取材したテーマが載っているので以下に記すと・・・・

脳死移植、ハレー彗星、雲仙・普賢岳の噴火、スペースシャトル、ニュートリノ、ヒトゲノム計画、クローン羊、再生医療、新型インフルエンザパンデミック、重力波、ゲノム編集――などなど・・・・

青野由利専門員は、こんなことも記している。
「科学を中心に世界が回る日々を送った後、論説室に配属になり、そこで気がついたのは、世界は科学ではなく、政治、経済、外交で回っているということだった。」
(そうなんです。だから科学も芸術も二の次にされるんです。・・・・ホントは違うのに・・・・)

科学的に見たらおかしいと思うことを口にしたとき、「いやこれは政治だから」・・・という「政治部出身の論説委員とも会話でがくぜんとしたことを思い出す」と・・・・

それが変わったのは、2011年の東日本大震災と原発過酷事故だったという。(現在のコロナvもそうだ・・・・)

「政治も経済も、外交も司法も、人々の生活もやはり科学抜きには語れない。だからこそ科学記者には責任がある。」

そして青野さんは、「科学の窓から見えるさまざまな風景をこれからも書いていこうと思う」と結んでいる。楽しみにしている。

本日6月27日の「土記」も非常に興味深い‥…是非、デジタル版で読んで欲しい~~~

☆彡

ついでに言えば、文化・芸術も人々の生活にとても大事なものだ。

コロナvが、これからどのようにわたくしたちの日常に影響を与えるか、見当もつかないが、少なくとも機器を通してつながることが可能な世界とそうではない世界があることを認識しなければならない。

そして人であるわたくしたちは、同一空間で、人同士が、生み出す対象を共有することの大切さを失ってはならないことを、忘れてはいけない。

M・ガブリエルが、電車でスマホに向かう日本人をみて、この国は社会が鬱状態になっていると評したそうだが、わたくしも同感する。
小さな手のひらサイズのスマホに、支配される社会になっては、この国の未来は暗い‥‥というか‥‥すでに闇夜への道を歩いているように思われる。

愚行愚策、法まで犯している我がまま坊やの首相を、支持する人びとが、いまだ30%以上いるのだから・・・・

一日も早く、劇場が開き、映画館が開き、小説や評論を機器ではなく紙媒体で読む日常が来ることを願わずにはいられない!