大学を開けましょう!!! 自宅学習も結構ですが、文系の学生はもとより、理系・芸術系・医療系の学生も教師も困惑しています!! 呆れた東京新聞のアンケート記事(2020年7月20日号)――山中先生のブログ(2020年7月18日のお知らせ)

東京新聞7月20日朝刊の一面に共同通信世論調査結果が載っています!

GOTO全面延期62%。緊急事態再発令を66%!!  


呆れました! 安倍内閣が、GOTOトラベル などをこの時期に打ち上げること自体 迷走政権の姿を示していますが、アンケートに答えた国民が、またもや緊急事態発令を望むなど、考えられません。

コロナは、消えないのです。一人一人が考えて行動すればいいのです。
 
日本国民は、権力が命令しなければ安全にコロナ対応をすることが出来ないのでしょうか・・・・
命令は・・・・国民を縛ります。1945年以前に戻すべく、憲法の改悪を考えている安倍内閣に手を貸すことになります。

大学を閉じさせている国家とは、いったい何なのでしょう・・・・

★国を挙げてわたくしたちの〈知〉をとりあげようとしているのと同じです・・・・

山中先生のブログで川村先生が、興味深い発言をしています。

https://www.covid19-yamanaka.com/



安倍内閣の迷走ぶりに、わたくしたち国民が踊らされていることがよくわかります。

安倍総理の目的は、この期におよんでも、憲法改悪 の一言に尽きるのです。
そして財界保護、天皇の傀儡化(男系主張も)以外のことは考えていないのです。

わたくしたちは、冷静に考えて行動をしましょう。ウイルスとは、長い付き合いになるのですから・・・・

以下、抜粋して引用します。長いです。よくお読みください。

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新型コロナウイルス感染症に対する理解の仕方 2020年7月18日
京都大学名誉教授 川村 孝 疫学(疾病流行学)の専門家として、また2002年のSARS以来、京都大学という限られたコミュニ ティではあるが、感染症対応の陣頭指揮をとってきた立場として、公表されているエビデンスに基 づき、また不足するところは先行事例の経験に基づき、現況をどう理解し、どう対策を立てるか、意 見を述べたい。


■ 異常な反応
日本人に限らないが、人には「新しい不安材料が登場したとき、実態以上に恐れる」という心理 特性(認知バイアスの一つ)がある。変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(いわゆる狂牛病)が欧米で 出現したとき、日本人での発症確率は10億分の2程度(すなわち、日本人ではほとんど発症しな い)と推計され、実際に日本人で罹患したのは英国で生活していた1名のみであったが、日本の 食料品店やレストランから牛肉が一斉に消えた。 今回の新型コロナウイルス感染症は、2020年7月15日時点で日本における感染者数は2万人余 で、死者数は1000人にとどまる。1万人に2人ぐらいが発症しただけなので、周りの人に「親戚や友 人で新型コロナウイルス感染症にかかった人はいますか」と尋ねると、ほとんどの人は首を横に振 る。第二波どころか、まだ“流行”とは言えない段階なのである。 しかし、日本中が不安に駆られ、3月の一斉休校に始まり、4月の緊急事態宣言発布、そして布 マスク各家庭2枚配付、と医学的には理解しがたい施策が採られている。それらが医療機関のキ ャパシティを超えてしまうこと(医療崩壊)に対する懸念であったとしても、なお過剰な反応である。


■ 対応の仕方
3月の一斉休校や4月の非常事態宣言は、家の中に侵入した蚊1匹を退治するのに大砲を用い るようなものであった。このような社会全体に対する措置は、手がつけられないほど拡散してしま い、さらに流行が拡大しそうな時に最後の手段(劇薬)として用いるものである。もちろん感染防御 だけを考えれば、人と物の移動をすべて禁ずるのが最善だが、経済面での悪影響があまりに強 く、また精神的な不調や生活習慣病を惹起するなど、副作用が強い。 健康事象にはいつも例外が存在するので、稀な現象まで対応するのは困難である。よって公衆 衛生の施策は大半の状況をカバーすればよしとする。例えば、飛沫・接触感染するウイルスにも エアロゾルによる感染があることは以前から知られていたが、主体は飛沫・接触感染なので、医療 職などを除き飛沫・接触対策をすればよい。飛沫は遠方まで飛ぶこともあるが、施策としては2メー トルの距離を取ればよしとする。マスクも完全に飛沫を捕捉するわけではないが、マスクをしてい れば飛散が大幅に減るので人との近接も許容される、などである。 ほとんどの人がマスクを着用している現在、人が集まることを禁ずる必要はないであろう。空気中 のウイルス残留量は少ないことがわかってきたので、今後は物を介した感染を防ぐことが対策の中 心となろう。「もの(机や道具・機器など)を共用しない(やむを得ず共用する場合は使用者が替わ るたびに洗浄・消毒する)」「(2~3日以内に)人の触れたものには触れない(やむを得ず触れた場 合は速やかに洗浄・消毒する)」ことが重要である。消毒としてはアルコール剤のほか、紫外線 (UV-C)や熱風も期待できる。 流行の初期(現在の日本もそれに相当)には、個別の感染予防策が中心になるが、拡大局面で は以下のような方策を採るのが常套である。すなわち、一堂に集まるコミュニティ(会社、学校、サ ークルなど)ごとに、そのコミュニティ内でヒト-ヒト感染が認められ、さらに拡大しそうな時に、そのコミ ュニティの活動を一時停止する。そのコミュニティとの物のやりとりもできるだけ抑制する。地域全 体の活動を停止するのが正当化されるのは、広範囲に多数(たとえば地域住民の1%)が感染し てさらに拡大するときに限られる(proactive closure)。

■ 最後に
ウイルスの特性を考えると新型コロナウイルスを撲滅することは不可能で、今年度は9月下旬から 来年1月ぐらいに本格的な流行を迎える可能性が高いが、来年度以降も毎年1~2月に流行のピ ークを持つ季節性感染症の一つとなることが見込まれる。ワクチンに期待が集まっているが、抑制 効果は限定的で、このコロナウイルスは後述する特殊な状況以外にはなくならない。よって施策は 半永久的に続けられるものでなくてはならない。 2009年に新型インフルエンザ(2009年A1H1)が登場し、重症感のあったロシア型が完全に駆逐 5 されてインフルエンザが軽症化した。プライマリケアに当たっていた医師としては喜んでいたので あるが、その喜びは長くは続かず、今度の発症者数は少ないが致死率がインフルエンザより高い 新型コロナウイルス感染症の登場で逆戻り感がある。感染症の逆襲かもしれない。しかし、このよう な歴史を見れば、この先、より軽症で済むコロナウイルスが出現して今のやや毒性の強いウイルス を駆逐する可能性もある。そのようなウイルスを人為的に開発してよいかどうかはまた別問題では あるが。 新型コロナウイルス感染症もインフルエンザも普通の風邪も、(好発年齢は異なるものの)感染様 式はほぼ同じであり、対策はほとんど同じである。国民レベルでは、基本的な衛生行動(頻回の手 洗いやものの共用の制限など)をしっかりとればよいことに変わりはない。流行の大きさや重症化 の程度によって社会的な対応(休校や地域閉鎖など)は多少異なるが、それには一定の方程式 があり、初めて出会ったウイルスであっても動揺する必要はなく、淡々と対応すればよい。国民に も政府にも冷静さを強く求めるものである。